Photoshop CS5の魔法のツール、「コンテンツに応じた塗りつぶし」のちょっとしたコツ

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Photoshop CS5から搭載された「コンテンツに応じた塗りつぶし」機能は写真から余計な被写体を取り除くのに非常に便利なツールです。
状況によってはそれこそ選択範囲→塗りつぶしの2工程だけでほぼ完全な結果を得ることすらできます。

ですが、このツールもいつでもパーフェクトな結果を出すわけではありません。
壁際だったり、画面端に「半分隠れた」ような被写体を消すのは全自動では上手く行かないケースがあります。

そんなときの対処方法を簡単に解説。


柱に半分隠れた女性。

ちょっとこの写真からどいてもらいましょう。シルエットを選択して...


選択範囲を「コンテンツに応じる」塗りつぶし!
...柱の影響が大きく望んだイメージとは異なる結果になりました。


こんなときは柱をのぞいた「消したい部分」と、「消したあとに影響して欲しい周辺部分」を選択し、別レイヤーに貼り付けます。

そしてまたシルエットを選択して塗りつぶし!
今度はイメージに近い状態になりました。

あとは元のレイヤーと結合し、調整します。

完成。

ちょっとしたコツを覚えるだけで今までスタンプツールで悪戦苦闘した修正が短時間で行えます。
CS5、オススメですよ。